結婚をしない若者たち そんなに問題なのか 海外では
近年ニッポンでは「結婚しない若者」が話題になっています。こども家庭庁が15歳~39歳の約10万人の若者を対象にした調査したところ、未婚者の3割が将来は「結婚するつもりはない」と考えていることが明らかになりました。今回は海外と比べながら、「若者の結婚離れ」について考えてみます。
女性にメリットのない結婚とは
冒頭のこども家庭庁の調査では、結婚への障害として「経済的な不安」に続いて「結婚することにより自由な時間や趣味の時間が短くなること」を挙げる若い人が多くみられたとのことです。
注目すべきは結婚へのハードルとして「家事や子育ての分担の偏り」を挙げる人の割合が若いほど高くなっていることです。15歳~19歳の女性では42.5%を占めていました。
数十年前の日本では「女性は結婚したら夫のケア、家事、育児に専念する専業主婦になること」がいわばデフォルトでした。当然ながら経済的なことに関しては夫に頼ることが当たり前でした。家庭内で「誰が何を担当するか」ということについて「性別による役割分担」があったわけです。
バブル経済はだいぶ前にはじけ、終身雇用は一般的ではなくなりました。今は非正規雇用の若者も多く、「男性が働き、女性が専業主婦になる」というモデルは現実的ではありません。そんな事情から、今の時代は結婚した後、「共働き」のスタイルが主流です。
夫婦ともに働いている場合、家事や子育てについて、フィフティ・フィフティで分担するのが対等な関係というものです。しかし現実を見てみると、家事にかける時間について「女性は男性の2~3倍」だということがわかっています。6歳未満の子どもがいる共働きの世帯にいたっては、1日あたりの家事の時間は妻が夫より「数時間」長く、都道府県別に見ても、妻のほうが「210分以上長い」という結果が出ています。
これは女性からすると、「結婚は経済的なメリットが無い」上に、「独身だった頃よりも家事やケア労働の時間が増える」という、いってみれば「ダブルパンチ」に見舞われることを意味します。
SNSには「旦那は洗い物をしない。私が仕事を終えて家に帰ると、シンクには汚い食器が」「家に帰ると旦那が食い散らかした食材が。私の分の食事は用意してくれていない」といった女性たちからの投稿で溢れています。「家事をしない夫」はSNSで定期的に話題に上がるトピックなのです。
「ドイツでは違う」と言いたいけれど
さて、この問題について「欧米では全然違う!」と言いたいところですが・・・残念ながら、そんなことはありません。
ドイツ語圏のSNSには女性達からのこんな投稿が相次いでいます。